司ゴム電材株式会社 TSUKASA RUBBER&ELECTRIC MATERIALS CO.,LTD.

TSUKASA STORY開発ストーリー

CASE02
エレベーター用開閉装置の開発

顧客業種
昇降機メーカー P社様
開発商品
家庭用エレベーターの開閉装置の共同開発
プロジェクト
メンバー
製品設計:開発本部 舘野 
営業担当:高橋(大阪営業所)

お客様からはどのような開発の依頼でしたか。

高橋
家庭⽤エレベーターに使⽤する新たな開閉装置の開発依頼でした。
現⾏機種の高さ寸法を30%以上削減、取付の完全互換性があり、機能・品質を落とすことなくコストダウンすることがお客様からの要求事項でした。

開発における苦労された点を教えてください。

館野
現行機種は10年以上継続販売している主力製品ですが、開発は現在のお客様ではないため、まずは製品を理解することからの開始でした。また生産のための組立ラインや検査治具も継承したいという生産サイドの要望もあり、その点も踏まえた開発となりました。

課題解決のポイントはどのような所ですか。

館野
当社で設計した後に試作品を作り、お客様からの評価をもとに再度設計を行う、という工程を大きく3回ほど繰り返しました。繰り返すたびに双方の要求レベルを高め、結果としてお客様に満足いただける製品を立ち上げることができたと思います。
また、設計から任せていただいたことで生産のための治具、検査装置、梱包資材の設計も一括してスムーズに進めることができました。

製品の特長や評価について教えてください。

高橋
開閉装置は、エレベーターの利用者に唯一の動きを評価される部分であり、その印象がメーカーの評価に影響します。その重要な開発に参画させていただいたことを誇りに思います。現在ではほとんどの機種が本製品に置き換わっており、順調に生産を続けています。